猫を拾ったけどどうしよう
まずは、助けたいと思った方が動物病院へ連れて行きましょう。猫ちゃんの体調や月齢により、下記の処置は最低限行います。(獣医の指示に必ず従って下さい)
・ノミ取り ・検便 ・駆虫 ・ワクチン ・ウイルス検査 ・不妊去勢手術
ボランティアは、行政から援助を受け活動しているのではなく、全て自費で行っています。ボランティアに頼めば、医療費や保護をしてもらえる訳ではありません。まずは、ご自身で保護し、病院へ連れて行って下さい。
迷子の猫を見つけた
迷子の猫ちゃんの届けを、警察や近くの動物病院、動物愛護センターなどへお願いします。出来るだけ、迷子猫を見つけた方のご自宅で保護をお願いします。
どうしても保護できないと言う場合は、必ず警察にお願いして下さい。
警察が預かる場合は、1週間必ず保護をしないといけないという決まりになっています(落し物と同じ扱い)。 この期間で、飼い主が現れなければ、届け出た方(拾った方)の所有権になり、届け出た方がその後保護する事ができます。
一方、動物愛護センターに預けた場合は、収容期間が1日~5日ぐらい(地域により異なる)です。迷子の猫であっても飼い主が現れなければ収容期間を過ぎた段階で殺処分となります。もし、届け出た方が引き取りたいと思われても一切引き取りはできません。もちろん、飼い主が現れたかの連絡もありません。警察に届け出ると8割飼い主の元へ戻れていますが愛護センターは2割という結果が出ています。
迷子猫を見つけたら必ず警察へお願いします。
飼い猫が迷子になった
落ち着いて下記にすぐに連絡をいれましょう。その後各所に写真と特徴を記載したものを渡して下さい。
・警察署 ・動物愛護センター ・近隣動物病院 ・譲渡の時の保護主 ・近所の方
迷子になった猫ちゃんを見つけるには時間が勝負です。家にいる猫は、外に出てパニックになっています。どこかに必ず隠れています。隠れそうなところを沢山の人と手分けし探して下さい。
見つけたら追いかけないでください。猫ちゃんは飼い主であるとパニック状態で理解が出来ていません。好物のおやつなどで少しずつ近づき、大きな布等で覆うように捕まえて下さい。(引っかいたり噛んだりする事があります。噛まれても絶対に離さないでください)
探しても見つからない方は、最初に連絡を入れた警察署などに頻繁に連絡を入れて下さい。自宅付近には、写真と特徴を記載したポスターなどを掲示したりポスティングしたりしましょう。近所の猫に餌をあげている方やボランティアにも伝えるのも良いと思います。ネット上でも迷子猫の掲示板が沢山あります。保護した人がいないかなどチェックをしてください。動物愛護センターには、電話ではなく出来る限り毎日直接確認に行って下さい。(愛護センターは沢山の収容動物がいる為、連絡があった迷子猫と判断できなかったと殺処分になってしまった事例もあります)
また、猫ちゃんは夜行性です。昼間に探すだけではなく夜に探す事も忘れないでください。
家族がいない猫を迎えたい
ありがとうございます。
新しい家族を待っている猫ちゃんは全国各地にいます。できるだけお住まい地区の猫ちゃんをお迎え頂けると嬉しいです。里親様の募集は色々なところで行われています。近所の動物病院の張り紙やインターネットの掲示板、譲渡会などです。保護主に連絡後に直接猫ちゃんとお見合いをし、お迎えする事が決まりましたら猫ちゃんを迎える準備をお願いします。後日、保護主が猫ちゃんをお届けします。お届けの日を楽しみにしていてください。
沢山のボランティアは、医療費の一部のご負担をお願いしています。医療費の一部とは、里親様が外で猫を見つけおうちで飼おうと連れて帰る時に病院でお願いする処置と同じものとなります。
譲渡会は予約が必要なの?
幸せにゃんこの譲渡会はペットショップではありません。里親様と猫ちゃんの赤い糸は必ず繋がっています。ご縁を信じ、当譲渡会では猫ちゃんのご予約はお受け致しておりません。
譲渡会に保護猫を参加させたい。
当譲渡会は、当譲渡会の参加条件を満たしていれば個人で保護された方のご参加は可能です。日頃活動をされている方は、当譲渡会に頻繁に参加し当会の紹介資格を持った保護主の紹介が必要となります。1度、譲渡会をご見学頂き、直接幸せにゃんこスタッフが参加条件等のご説明をさせて頂きます。(ご見学は予約制となっております)
地域猫ってなに?
地域猫とは、その地域にいる管理されたノラ猫(飼い主のいない猫)のことを言います。飼い主のいない猫の地域問題はたくさんあります。
●ノラ猫がどんどん増えて困る ●糞尿による悪臭で困る ●鳴き声がうるさい ●置き餌やばらまきは不衛生 など
これらの問題でノラ猫を処分して欲しいという声もあります。
でも、飼い主のいない猫をどこかに連れて行けば解決するわけではありません。猫が増える原因を解決しなければすぐに元の状態に戻ってしまいます。もともと、飼い主のいない猫は ●飼えないからと捨てられてしまった。 ●飼い猫が迷子になってしまった。そのような飼い猫だったコが去勢・不妊手術を受けていないことによりどこかで仔猫が生まれる……。このような形で飼い主のいない猫が増えてしまったわけです。
ですから私たちの手で解決していかないといけない問題です。そこで、その問題を
●地域住民 ●問題解決に取り組むボランティア ●行政
の三者が協力しあって解決を目指すことで人と猫とが共生する地域づくりをしていこうというのが『地域猫対策』です。
飼い主のいない猫の去勢・不妊手術をすすめ、正しい餌の与え方をし、食べ残しや糞の清掃などを行い、地域における飼い主のいない猫の適正な管理を進めていくことでトラブルを減らし、地域環境を改善していく活動です。
地域の猫問題の解決キーポイント
●不妊去勢手術が大切
去勢・不妊手術をすると…
・尿の臭いがうすくなる ・さかりの鳴き声が止まる ・メスをめぐった喧嘩や放浪はなくなる ・猫の出産がなくなる
●適切な餌やりが大切
迷惑にならない場所を選び容器に入れて、決まった時間に与える。 ・猫が食べ終わったら、残りの餌を片づけ持ち帰りましょう。「かわいそう」というだけの不適切な餌やりは、猫が嫌われてしまう原因になりますのでやめましょう。
●飼い主がいない猫でもトイレのしつけができる
猫のトイレを設置し清潔を保つことで、外にいる飼い主がいない猫でも決った場所でトイレをすることができます。このような環境で、地域の方達に見守られながら暮らしている飼い主のいない猫を『地域猫』といいます。
TNRってなに?
Trap Neuter Return Program
- Trap:トラップ(捕獲器)で飼い主のいない猫を捕獲すること。去勢、不妊手術が済まされていないコを捕まえるということです。
- Neuter:ニューター(去勢、不妊手術のこと) 動物病院へ連れて行き、去勢手術か不妊手術をします。
- Return:リターン(元の生活場所に戻すこと) 捕獲した場所へ手術を終えた猫ちゃんを戻します
TNRとは、捕まえて、手術をし、元の場所に戻すという意味です。
TNRを行う事により、
- 愛護センターや保健所に連れて行かれ【処分】されてしまう命をなくす事ができる。
- 増えたノラ猫による糞尿や騒音などの地域トラブルを少しずつ改善する事ができる。
※動物愛護センターとは、捨てられたコの飼い主を新たに探してくれる場所と思われている方が多いですが、『殺処分を行う場所』です。
ここでいう【処分】とは、【殺す】ということなのです。手術を終えたコからは、新たな命が宿ることはありませんのでその猫ちゃん一代で終わります。その地域でのノラ猫ちゃんは増える事がなくなる訳です。TNR済みの猫ちゃんは、地域猫としてとして最期まで地域の方達に見守って頂きたいと思います。
TNRが済んでる猫ちゃんには印があります。
耳に目印を入れることにより、再度TNRを行い猫ちゃんの負担になるようなことがないようにします。
- 耳カット・・・主に使われている。耳の先端部分を『V字型』にカットを施しておくもの。 オスは右、メスは左に施すことが多い。
- 耳ピアス・・・地域によりこの方法を取っているところがあります。しかしピアスは90%の確率で取れてしまうということもあり目印としては長期間利用できません。
- 入れ墨・・・耳に識別番号を入れ墨器を用いていれる。近くで見ないと入れ墨が入っているかわからないという事と黒猫には使えない。
目印は地域によって統一することで地域全体で把握できるようにしましょう。耳にカットを入れたり、ピアスをすることにより『虐待』と思われる方もいますのでTNRの目印という事を地域全体に広めましょう。
外に耳先が切れている猫がいるんだけど…
これは、前項でも記載していますが、不妊去勢手術完了のマークです。カットが入っている猫ちゃんは、これから新しい命を産む事もなく、その地域で最期を迎えます。温かい目で見守ってあげて下さい。
野良猫の手術がしたい
まず、行政(役所)の窓口に相談してみて下さい。地域によっては、行政と協力し合っているボランティアがいます。行政から助成金が出る地区にお住まいの方は、助成金で負担額が少し減りますが、依頼主の方に費用負担をお願いする事になります。
ボランティアは、行政から援助を受けているのではなく、全て自費で行っている為、ご依頼全てに対しボランティアが費用負担をすることはできません。近隣の方と協力し、手術が必要な頭数と費用のご負担をお願い致します。
野良猫に餌をあげている人がいて困る
野良猫に餌をあげなければ猫がいなくなるということはありません。餌を与えなければ、ゴミをあさるだけです。餌やりを禁止するのではなく、決められた時間に決められた場所で与える。
猫は時間を覚えます。決まった時間、決められた場所でに毎日与える事により、時間になると集まります。他の地域の猫、害虫やカラスを呼ばないよう置き餌はやめましょう。
タッパ―などに餌を用意し30分~1時間を目安に食べ終わるのを近くで見守ります。残った餌は、きちんと持ち帰り、餌場の掃除をして帰るようにします。すると、猫達がゴミをあさる事もなく、害虫やカラスが集まる事もなく、近隣の方にご迷惑をおかけする事も少なくなります。
餌を与える人が、しっかりとマナーを守り、近隣の方にご迷惑にならないようにする事で猫が嫌われる事も少なくなります。
野良猫の糞尿に困っている
餌は、ルールを決めても糞尿が…とお困りの方も多いと思います。不妊去勢手術を行う事により、糞尿のニオイを抑える事ができる。また、生後6ヵ月までに去勢手術をすることでスプレー(ニオイ付けの為に尿をかける)行為がなくなり、成猫に対しても8割以上がスプレー行為をしなくなります。
そして、猫は清潔な場所を好む為、プランターなどで清潔なトイレを作ります。その即席トイレを常にきれいにしてあげる事で、トイレ場所と認識し、トイレはプランター内で行うようになります。外猫は、移動範囲が広い為、離れた場所にいくつか用意することにより、近隣の方へのニオイの問題を最小限に抑えられると思います。
猫は高いところが好き
猫ちゃんは高い場所が好きです。お家の中で日向ぼっこなどもできる高い場所作ってあげましょう。日向ぼっこができるような場所にキャットタワーを用意してあげると猫ちゃんはとても喜びます。キャットタワーは、立って爪を研ぐ事もできるので壁などへの爪とぎも少なくなります。爪を研ぎ、高い場所で外を見たり、日向ぼっこしたり見ている私たちも癒される場所となるでしょう。
脱走防止対策をしよう!
私たちのように、家族のいない猫ちゃんの新しい家族を探しているボランティアは、外で生まれた猫ちゃんや捨てられた猫ちゃんを生涯、安全な場所(室内)で家族の一員として里親様と一緒に幸せになってほしいと願う思いから活動しております。外の世界は、猫ちゃんにとってとても危険です(交通事故や病気、虐待など)。ベランダであっても絶対に外へ出さないようにお願いします。
普段ベランダに出していても平気という猫ちゃんでも突発的に外へ飛び出してしまう事もあります。うちの子は大丈夫という事ではなく、突発的な行動に出たとしてもうちは脱走防止対策をしているから大丈夫という環境を作ってあげて下さい。
脱走に多いケースは、網戸が破れて飛び出してしまった、玄関を開けたら飛び出してしまったというケースです。網戸は、ほつれていないか、古くなっていないか、レールが緩んでいないかを毎年チェックしましょう。ホームセンターなどで販売している網戸ロックを導入するのも良いですね。洗濯物をベランダに出す時は、違うお部屋に猫ちゃんを移動してから行うようにするなどちょっとした事でベランダからの脱走を防ぐ事が出来ます。
玄関からの脱走は、玄関に柵を付ける事によって対策できます。宅急便の受取りの時など気付かないうちに足元から外へ出てしまっている事があります。猫ちゃんは、わんちゃんと比べジャンプ力が素晴らしいので市販されているわんちゃん用では対策できません。インターネットで『猫 脱走防止』と検索すると沢山の対策事例が写真や作り方などを詳しく載っていますのでぜひ検索されてください
不妊去勢手術をするタイミング
ボランティアからの譲渡条件に必ずと言っていほど記載されている不妊去勢手術。動物愛護センターで殺処分されている猫のほとんどが外猫が産んだ子猫達です。新しい命を作るのではなく、殺されてしまう命を1匹でも多く助けてあげてください。
その為に、必ず不妊去勢手術をお願い致します。猫ちゃんは、早い子で生後4ヵ月ぐらいから発情が始まります。男の子は、ニオイ付けとしてスプレー行為が始まります。スプレー行為を行ったことのある猫ちゃんの中には、手術をしても行為だけは残ってしまう事もあります。その為、発情を1度も迎えない状態で手術を行って下さい。かかりつけの病院の先生と相談し、時期を決めていきますが、基本的には1.5kg~2.5kgまたは生後4ヵ月~6ヵ月弱で行って下さい。
猫エイズってどんな病気?
猫エイズ(FIV) は、猫後天性免疫不全症候群(猫免疫不全ウィルス感染症)というものでFIV(Feline immunodeficiency virus = ネコ免疫不全ウイルス)に感染する事により、ネコおよびネコ属の哺乳類が引き起こす諸症状のことをいいます。人間や犬などには一切感染することはありません。簡単に言うと、FIV感染後症状が進行すると、免疫機能が低下し、元気であれば問題ない微生物等でも重い症状を出してしまうことがあります。発症し、症状が進行していき死に至る病が猫エイズです。
しかし、FIVに感染しているだけ、つまりFIVキャリアであれば、普通の健康な猫となんら変わりなく生活を送る事ができます。FIVキャリアと猫エイズ発症は違います。室内で、家族に愛情を注がれているFIVキャリアの猫ちゃんのほとんどが発症せずに天命を全うし星になっています。FIVキャリアの猫ちゃんにとって1番の治療法は、家族の愛という事です。
猫の白血病ってどんな病気?
猫の白血病(FeLV)は、オンコウイルス(レトロウイルスの一種)が原因と言われています。
このウイルスは、名前の通り白血病になることがありますが、多くは白血病を起こさず、免疫力を低下する事により腫瘍や口内炎などの病気の原因になることがあります。(猫エイズと同様、人間や他の動物には一切感染しません)
感染した猫の約1/3は、そのまま持続感染となり多くは発症し、50~70%が感染後2~5年以内に死亡する場合が多く、特に子猫の場合は発症しやすく死亡率も高いと言われています。
発症しない、突然ウイルスが消えてしまうということもあります。猫エイズと同様、白血病だからと言って必ずしも短命であるとは限りません。家族の愛情が病気と闘う1番の薬です。
猫に危険な植物&食べ物がどんなもの?
猫にとって危険な植物や食べ物は沢山あります。観葉植物、食べ物にお気を付け下さい。猫ちゃんをお迎えする時は、室内に危険な植物などを置かないようお願い致します。
猫にとって非常に危険な植物
・ユリ科 ・ツツジ科 ・バラ科 ・ナス科 ・アジサイ科 ・ネギ科 ・キンポウゲ科 ・マメ科 ・ケシ科 ・スズラン科 ・キキョウ科 ・トウダイグサ科 ・イチイ科 ・ヒガンバナ科 ・ゴマノハグサ科 ・キョウチクトウ科 ・サクラソウ科 ・センダン科 ・ソテツ科 ・セリ科 ・サトイモ科 ・ドクウサギ科 ・ユズリハ科 ・ヤマゴボウ科 ・ウラボシ科 等
猫にとって非常に危険な食べ物
・脂身 ・アルコール飲料 ・アワビ、サザエ、トリガイ等の貝類 ・イカ ・スルメ ・タコ ・柿 ・キノコ ・残飯
・イーストの含まれたパン類 ・カビや腐った食べ物 ・塩 ・柑橘系 ・オイル ・ジャガイモ、ダイオウ、トマトの葉 ・ジャガイモ、トマトの茎 ・玉ねぎ ・ニンニク ・チョコレート ・コーヒー ・お茶 ・その他カフェイン含有物 ・ツナ缶 ・鉄を含む人間用サプリメント ・糖分の多い物 ・ドッグフード ・生魚 ・生卵 ・海苔 ・魚などの骨 ・ブドウ(レーズン) ・ベビーフード ・マカダミアナッツ ・ミルク等の乳製品 ・大量のレバー 等
詳しくはインターネットで『猫に危険な食べ物』『猫に危険な植物』で検索して下さい。
1日の食事の回数はどれぐらい?
インターネットで検索すると1日2回というのがもっとも多い回答でした。しかし、少量ずつ何度も食べるのが猫ちゃんの本来の姿。1日50回以上均等に少しずつ食べます。1日2回の食事により、過食にはしり、ガツガツ食べたり、丸飲みするように食べたり、吐き戻すほど詰め込んだりする場合があります。
置き餌をすると食べ過ぎておデブちゃんになってしまう猫ちゃんもいるのでとても難しいテーマですね。
そのコそのコの性格があるように、食欲旺盛の子もいれば、少食の子もいます。置き餌でも自分でコントロール出来る子、ついつい食べ過ぎちゃう子、あるだけ食べてしまう子…。マニュアル通りにいかないです…。
猫ちゃんの性格や体格などでご飯の回数や与え方は変えていくのが1番良いのではないのでしょうか。吐いてしまうコはご飯の回数を増やしてみるのも良いそうです♪あとは、おデブちゃんにならないように一緒に遊んで運動量を増やしてあげるのも必要ですね♪
ブラッシングは必要?
猫ちゃんは自分で毛繕いをしている時にどうしても毛も一緒に飲み込んでしまいます。飲みこんでしまった毛は、毛玉として吐きだします。吐く負担を毎日のブラッシングでやわらげてあげましょう。また、長毛の猫ちゃんは、ブラッシングを行わないと毛が絡まり、毛玉になります。毛玉になれば痛みを伴いますので毎日のブラッシングが必要です。
春と秋は、換毛期ですのでいつもよりこまめにブラッシングしましょう。ブラッシングは、優しく毛の流れに沿って行います。やり過ぎないよう十分注意して下さい。ブラッシングの仕方を詳しく記載しているサイトもありますので参考にされて下さい。
お風呂はいつ入れるの?
猫ちゃんは、室内にいるのでそこまで汚れる事はありません。そして、お水が苦手ですのであまりお風呂に入れる必要はありません(短毛、長毛で異なります)。足が汚れた、お尻が汚れた場合は、やわらかいタオルをぬるま湯で濡らし、ふき取ってあげるだけでも大丈夫です。
どうしてもお風呂に入れないといけない状態でしたら、猫ちゃんが元気である事を確認し入れましょう。大きめの洗面器にぬるま湯を溜め、お尻からゆっくり浸けて手で体にかけていきます。シャワーを直接当てる事でパニックを起こす猫ちゃんもいます。そして、顔や耳には、お湯をかけないようにお願いします。
シャンプーなどは、猫ちゃん用を使用してください。絶対に人間用を使わないでください。直接、シャンプーを付けるよりぬるま湯にシャンプーを入れ、手でかけながら洗ってあげてください。
シャンプーが終わったら、しっかりと泡がなくなるまで流します。シャワーが大丈夫な子は弱めのシャワーで行いましょう。手足の付け根、尻尾に泡が残っていない事を確認し、タオルでしっかりタオルドライします。瞬間吸収タオルがベストです。
ドライヤーで乾かします。ドライヤーは弱にします。音を怖がる子は、頭を隠してあげて下さい。ドライヤーの風と猫ちゃんの体の間に必ず自分の手を添えてください。熱くなっていないかを確認しながらふさふさと乾かしていきます。手足の付け根が乾いていないと、皮膚病になる事がありますのでしっかりと乾かして下さい。
冬場のお風呂は、体調が悪くなる事があるのでなるべく控えて下さい。長毛の猫ちゃんは、ブラッシングも忘れずに!!!
掃除機やインターフォンで逃げるのはなぜ?
猫ちゃんは、とても聴覚に優れています。人間には聞こえないぐらいの音でも聞く事ができます。その為、大きな音には敏感でとても怖がります。突然、耳の横で大音量の音を聞かされたというイメージをしてみて下さい。私たちも突然大きな音がしたら驚きます。猫ちゃんは、驚きパニックを起こす場合があります。音が原因で脱走した事例もあります。掃除機に驚き、パニックを起こし、網戸に突っ込み、網戸が破れ、そのまま脱走。そのような事がないように、出来るだけ掃除機をかける時は、別のお部屋に猫ちゃんが移動できるようにしてあげて下さい。
ドライフードはとても大切
毎日猫ちゃんが食べるドライフード。ドライフードには、病気にあったものやアレルギー対応のものなど色々な種類があります。そして、ドライフードで病気予防もできます。特に男の子は、去勢をすると下部尿路症候群になりやすくなります。これは、低マグネシウム、低リンのキャットフードを与える事で予防に繋がります。体質的になりやすい猫ちゃんはph値を動物病院で調べ、猫ちゃんに合った療養食を与えて下さい。
獣医師が推奨するロイヤルカナンやサイエンスダイエットなどは下部尿路症候群の予防にとても良いと言われています。愛猫ちゃんが元気に過ごせるようご飯にも気を配りましょう。
ウエットフードはあげなきゃダメ?
ウェットフードは、必ず食べられる子でいられるようにしましょう。薬を飲ませる時にウェットフードが食べられる事ですんなりと行えるようになります。また、具合が悪い時などに食欲を回復させるためにも好物のウェットフードを知っている必要があります。主食は、ドライフード。ウェットは、3時のおやつ感覚で1日1回、2日に1回などのペースで与えてください。
猫ちゃんのお飲み水
水入れに水を用意しているのになぜかお風呂の残り湯を飲んでいる…なんて事があります。なぜでしょう???
猫ちゃんは、水道のお水がイマイチ好きではないようです。嗅覚が鋭い為、おそらく時間を置いていない水道水はカルキ臭が強く飲み気になれないのかもしれません。お風呂の残り湯などは時間が経ってカルキが抜けているので水入れの水よりも飲みたがるようです。
では、ミネラルウォーターはどうでしょう。猫ちゃん用のミネラルウォーターであれば問題ないですがミネラルウォーターの硬度(MgやCaなどのミネラル含有量)が尿石症の原因となります。硬度の低い軟水や浄水器などでカルキ抜きした生ぬるい水が猫ちゃんにとってベストです。
それでも水入れから飲んでくれない場合は、水入れが気にいらないのかもしれません。猫ちゃんは、こだわり派なので器を変えることで飲む場合があるので色々と試してみましょう。